ハルジオン

2002年10月24日
最近BUMP OF CHICKENのjupiterをきいていろいろ考えてます。

美術に音楽的要素も必要だっていうのが自論。
絵を書いてる時って、
どうしても自分のイメージっていうのが大切だから
良く曲を聴いてから書いたりしてる。
MDを何枚きいたって書けない日もあるし、
一日中頭の中に流れてる曲が『書け』っていってるような日もある。

単に単純な曲を聴いててもイメージは浮かんでこない。
和音、ベースの音、そしてコーラスにボーカル。
歌詞よりも人の声の方が心がこもってる時がある。
コーラスを作る時だってかなり考えてるはず。
すべてを理解することは無理だけど、
最大限を理解してそれを絵の材料として組み込んでいく。
それが私の音楽と美術作品をつなげるところ。

BUMPの曲を聴いて想うことは、
すばらしくコーラスがいいこと。
歌詞が情景、比喩、感情が適度にまじってていいこと。
Vo.藤原くんの声がいいこと。

ボーカルを引き立てるコーラスっていうのは
かなり必要なことだけどあんまり気付かないし
時にはVo.の声を目立たせたいが為に
コーラスをなくしちゃう時だってある。
そういうことを忘れずに欠かさずやるBUMPは偉い。
(本当はやるべきことなんだけど…)

歌詞。
L’Arcの歌詞は私も大好き。
L’Arcファンはルックス、音楽性、そして歌詞にひかれて
ファンになった人がおおいと想う。
だれもが認めるhydeの作詞力。

でもたまにおもうこと。
何層もの『意味』のベールで回りを被ってしまって本当の意味が伝わらない。

情景としてとらえるべきか?
感情としてとらえるべきか?
それともそれとは違う意味?
なんてhydeが思いもしないことまで考えてしまったり。
バンド名もそうだけど『虹色』ってことなんだろうけど、
余りに断続的な意味のつながりだったり、
風景、感情がぬけてると神秘的な歌詞になる。
ラルクの場合はそれでいいのだと想う時もあるけど。

でもBUMPはそれが適度に入ってきてるから、
歌っている側はストレートに伝えられる。
聴いている側としても素直に受け取れる。
聴いていて情景、主人公となるものの表情が見えてくる。
とってもイメージしやすいから、
頭の中でどういうモノがかけるか構想が次々とわいてくる。
コレからもこういう詞を書いてほしい。

藤くんの声。
ファンでもなにもない人が見るぶんにしては、
前髪の長い、根暗なやる気のナイ青年だと想うけど、
決してそんなことはないのであって……。

たまに歌詞を書いてこないけど、
たまに曲を作ってこないけど、
この人はすばらしくいい声を持ってると想う。
伸びがあったり色気があったりするわけじゃない。
でも心にある言葉を少しのボキャブラリーと
少しの感情表現で何倍にも大きくしてしまう。
長い前髪から世間の感情のはざまを書いてるすばらしい人。
ひとことであらわすことはできないけど、
ラルクとちがう『虹色』を持ってる人。

いろいろ考えさせられますね。
このごろ。

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