Withering to death
2005年3月10日いまつかってるにっきからの転載ですいませんが。
"Withering to death.購入。
ということで買おうか迷っているという人の尻に鞭打つため
感想とかを書いてみる。
●外装
やっぱりここから入るべきでしょう。
ジャケットは褐色再生紙の様な背ケースに3面デジパック、ブックレットのセット。
最初枯れ木だと思いっていたけれど、これはオフィのFLASHから血管だと思う。
あと体の部分と憶測すると手、腕(マニア
3面デジパックの背はまぁ天国には行けなさそうな情景。
「混沌・絶望・デカダンス」という言葉が正しく似合う。
美しいと思える貴方は急度退廃美の分かる方です。
たぶんデザイン・コラージュはDADA様、絶対にDADA様。
DADA様は詩集の絵かいてる人ですよー。(ex.Velvet EdenのVo)
歌詞ブックレットはちょっとプラにありそうな感じの字(笑
タイプライターかたポル・ポト犠牲者の骸骨まで色んな写真がいっぱい。
それぞれ歌詞に関係があってこれまた面白い。
メンバーのグラビアは一切無いので悪しからず。
*ここからは個人的な感想なので他人の感想受け入れる気のない方はゲラウェイ。
●Merciless Cult
始まりにふさわしい曲。
VULGARでaudience KILLER LOOPがトップでないとしっくりこないのと同じで、
これも一番最初にあってこそ本来の味が出てくる。
これからアルバムの中で何がおこるか、何が起きているか、
壁に空いた小さな穴からのぞいている感覚。
重く重なったギターの音とシャウト。
超高音と低音のギャップが気持ちいい。
聴き手を引きつけるのには十分な効果だと思う。
最初の曲なのにこんなに重圧を感じる。これは相当。
"さぞかしロマンティストなんだろうぜ…"
●C
Merciless CultからCへのつながりが絶妙。
この曲について「やられた」とかいってた東條の気持ちが分かった気がする。
あのイントロからこのサビがと急展開。
はじめのうちはNEW AGE〜の様なテンポだけれど、途中から少し変わる。
これまたイントロからメロの歌声と、サビの歌声が高低差が激しい。
歌詞は最初は単刀直入に言えばアレの話。
アレに笑いかけてもらってもね。「豚」とキッパリなあたりも気持ちがいい。
ハーの事かと思うけど、あまり突っ込まない方が良さそうかな。
「C」は温度:ディグリーズの「℃」と視力検査のランボルト環の「C」両方意味が取れる。
愛の体温・温度を感じられない「C」
歌詞の中でも両目の…というところがある。
いろんな面から楽しめる一曲。
アバレ曲。
"何度死んでも叫び向かうさ 声を壊し 声を殺せばいい"
●朔-saku-
シングルから。メロディーとか歌詞に関しては言わずもがな。
アルバムに入ってギターのゴリゴリ感、荒々しさがとれている印象が強い。
個人的にはシングルの荒い方が好きだけれど、アルバムに合わせるとなると
ギターがわずかに籠っている方が良いのかもしれない。
でも曲的にも歌詞的にも激しいからもう少し耳にガツンと来るギターがよかった。
ベースが少し音が小さい。
"死骸で作った山道をお前達は今笑い歩いてる"
●孤独に死す、故に孤独。
複雑なメロディー。
歌詞で「解ったふりの君達」等の表現はファンの事か。
「明日は良い事あるから」、「笑いながら生きている」もソレの一例。
歌詞が比較的分かりやすいかもしれないけれど、
裏の裏のその又裏の…と考えていくとキリがない。
どれもそうだけれど歌詞は玉虫色で本当の事なんか解らない。
個人的に三連目がかなり刺さる。
ファルセットコーラスもあれば、シャウトもある。
イントロ〜メロはMACABREの様なものを感じる。
サビは全く違うけれど。
"違うと願うのは後ろ向きの 唯一の救いであり…"
●愛しさは腐敗につき
オフィで視聴可。
最初のDieくんのギターが少し五月蝿い。
ドラムだけじゃなくていじってる音が入っている。
これは普通のアーティストのアルバムならバラード的な存在なんだろうが、
そんな要素は皆無。
スローナンバーだけど、スローナンバー嫌いな亮も聞ける。
大きな変化は無く緩やかな曲調。
激しい曲が続いている中では息休めの存在だろうが、神経は張りつめたまま、といったところ。
これも少しMACABRE的な匂いがする。
"手を振る君さえ もう居ないから…"
●Jesus Christ R’n R
イントロの耳の奥を刺激するような低音が心地いい。
多分原曲作曲者は敏弥じゃないかとおもう。
この狭い音域でクネクネしたメロディは敏弥っぽい、あとは京くんぽい。
サビ前は綺麗に浮遊感のあるメロディのクセにサビはゴリゴリギター。
ライブで虜を驚愕させた「ワーオワーオワオワワーオ」は健在。
曲は好きだけれど、題名あたりが少しダサ(ry
一曲を色んな方向にぐるぐる廻して見ている感じの曲。
ライブではきっと盛り上がるはず。
"吐き溜めの中で逢いましょうか…"
●GARBAGE
この曲は可成りカッコイイ、陳腐な表現で大変申し訳ない。
こういうギターの音が好きだ。
頭良い人にしかかけない楽譜になってるはず。
これもJesusと同じくR’nR意識らしいが全く違う。
間あいだにニクいメロディー持ってくる感じから薫作曲か?
最初から最後まで疾走感を失わずに突っ走って最後にたたき落とされる。
涙が出るほど最後のメロディが良い。
ワンテンポの調子はSlipknot系のものをかんじるけれど、
メロディアスな部分と最後の決定打。
これは日本人にしかできない。
こんなに暴れているのに泣けるのは。
また可成り暴れられる曲。
"Whatever I may wish,It’s weed life"
●Machiavellism
シングル曲。これも朔と同じく歌詞とメロディーについては言わずもがな。
しかしこれまたギターが目立ちすぎてボーカルとベースが非常に小さい!!!
耳にガツンと来るけれどシングルの荒さは削がれてる。
でもリミックスした音はなじんできて好きだ。
"ただ笑って踏みにじればいい"
●dead tree
地獄に引きずり込まれそうになる曲。
dead tree=枯れ木から今回のアルバムの脊髄か。
怒りが込み上げてきて頂点に達した時のようなシャウトは
心に頭に耳に、神経にグサリと来る。
心身枯れ果て腐海に沈められ、水面からわずかに光が差し込むけれど、
もがいてももがいても沈んでいくだけ。
サビで光明が見えて手を伸ばしたと思えば、下から無数の腕が自分の足を引っ張って
また引きずり込んでいこうとする。
只の暗い曲に終わらせていない。
"額に向けられた冷たい銃口に愛を"
●THE FINAL
シングル曲。
京威良とのメッセンであんまりといったけれどそれ撤回。
シングルとは違ってサビでメロディが感じやすくなっている感じがする。
ギターはすこし下がっているか一線でとまっていて、前に出しゃばってはいない。
ベースが効いて腹に来る。
やっぱりいい曲だった。
"未遂の蕾咲かせよう……"
"Withering to death.購入。
ということで買おうか迷っているという人の尻に鞭打つため
感想とかを書いてみる。
●外装
やっぱりここから入るべきでしょう。
ジャケットは褐色再生紙の様な背ケースに3面デジパック、ブックレットのセット。
最初枯れ木だと思いっていたけれど、これはオフィのFLASHから血管だと思う。
あと体の部分と憶測すると手、腕(マニア
3面デジパックの背はまぁ天国には行けなさそうな情景。
「混沌・絶望・デカダンス」という言葉が正しく似合う。
美しいと思える貴方は急度退廃美の分かる方です。
たぶんデザイン・コラージュはDADA様、絶対にDADA様。
DADA様は詩集の絵かいてる人ですよー。(ex.Velvet EdenのVo)
歌詞ブックレットはちょっとプラにありそうな感じの字(笑
タイプライターかたポル・ポト犠牲者の骸骨まで色んな写真がいっぱい。
それぞれ歌詞に関係があってこれまた面白い。
メンバーのグラビアは一切無いので悪しからず。
*ここからは個人的な感想なので他人の感想受け入れる気のない方はゲラウェイ。
●Merciless Cult
始まりにふさわしい曲。
VULGARでaudience KILLER LOOPがトップでないとしっくりこないのと同じで、
これも一番最初にあってこそ本来の味が出てくる。
これからアルバムの中で何がおこるか、何が起きているか、
壁に空いた小さな穴からのぞいている感覚。
重く重なったギターの音とシャウト。
超高音と低音のギャップが気持ちいい。
聴き手を引きつけるのには十分な効果だと思う。
最初の曲なのにこんなに重圧を感じる。これは相当。
"さぞかしロマンティストなんだろうぜ…"
●C
Merciless CultからCへのつながりが絶妙。
この曲について「やられた」とかいってた東條の気持ちが分かった気がする。
あのイントロからこのサビがと急展開。
はじめのうちはNEW AGE〜の様なテンポだけれど、途中から少し変わる。
これまたイントロからメロの歌声と、サビの歌声が高低差が激しい。
歌詞は最初は単刀直入に言えばアレの話。
アレに笑いかけてもらってもね。「豚」とキッパリなあたりも気持ちがいい。
ハーの事かと思うけど、あまり突っ込まない方が良さそうかな。
「C」は温度:ディグリーズの「℃」と視力検査のランボルト環の「C」両方意味が取れる。
愛の体温・温度を感じられない「C」
歌詞の中でも両目の…というところがある。
いろんな面から楽しめる一曲。
アバレ曲。
"何度死んでも叫び向かうさ 声を壊し 声を殺せばいい"
●朔-saku-
シングルから。メロディーとか歌詞に関しては言わずもがな。
アルバムに入ってギターのゴリゴリ感、荒々しさがとれている印象が強い。
個人的にはシングルの荒い方が好きだけれど、アルバムに合わせるとなると
ギターがわずかに籠っている方が良いのかもしれない。
でも曲的にも歌詞的にも激しいからもう少し耳にガツンと来るギターがよかった。
ベースが少し音が小さい。
"死骸で作った山道をお前達は今笑い歩いてる"
●孤独に死す、故に孤独。
複雑なメロディー。
歌詞で「解ったふりの君達」等の表現はファンの事か。
「明日は良い事あるから」、「笑いながら生きている」もソレの一例。
歌詞が比較的分かりやすいかもしれないけれど、
裏の裏のその又裏の…と考えていくとキリがない。
どれもそうだけれど歌詞は玉虫色で本当の事なんか解らない。
個人的に三連目がかなり刺さる。
ファルセットコーラスもあれば、シャウトもある。
イントロ〜メロはMACABREの様なものを感じる。
サビは全く違うけれど。
"違うと願うのは後ろ向きの 唯一の救いであり…"
●愛しさは腐敗につき
オフィで視聴可。
最初のDieくんのギターが少し五月蝿い。
ドラムだけじゃなくていじってる音が入っている。
これは普通のアーティストのアルバムならバラード的な存在なんだろうが、
そんな要素は皆無。
スローナンバーだけど、スローナンバー嫌いな亮も聞ける。
大きな変化は無く緩やかな曲調。
激しい曲が続いている中では息休めの存在だろうが、神経は張りつめたまま、といったところ。
これも少しMACABRE的な匂いがする。
"手を振る君さえ もう居ないから…"
●Jesus Christ R’n R
イントロの耳の奥を刺激するような低音が心地いい。
多分原曲作曲者は敏弥じゃないかとおもう。
この狭い音域でクネクネしたメロディは敏弥っぽい、あとは京くんぽい。
サビ前は綺麗に浮遊感のあるメロディのクセにサビはゴリゴリギター。
ライブで虜を驚愕させた「ワーオワーオワオワワーオ」は健在。
曲は好きだけれど、題名あたりが少しダサ(ry
一曲を色んな方向にぐるぐる廻して見ている感じの曲。
ライブではきっと盛り上がるはず。
"吐き溜めの中で逢いましょうか…"
●GARBAGE
この曲は可成りカッコイイ、陳腐な表現で大変申し訳ない。
こういうギターの音が好きだ。
頭良い人にしかかけない楽譜になってるはず。
これもJesusと同じくR’nR意識らしいが全く違う。
間あいだにニクいメロディー持ってくる感じから薫作曲か?
最初から最後まで疾走感を失わずに突っ走って最後にたたき落とされる。
涙が出るほど最後のメロディが良い。
ワンテンポの調子はSlipknot系のものをかんじるけれど、
メロディアスな部分と最後の決定打。
これは日本人にしかできない。
こんなに暴れているのに泣けるのは。
また可成り暴れられる曲。
"Whatever I may wish,It’s weed life"
●Machiavellism
シングル曲。これも朔と同じく歌詞とメロディーについては言わずもがな。
しかしこれまたギターが目立ちすぎてボーカルとベースが非常に小さい!!!
耳にガツンと来るけれどシングルの荒さは削がれてる。
でもリミックスした音はなじんできて好きだ。
"ただ笑って踏みにじればいい"
●dead tree
地獄に引きずり込まれそうになる曲。
dead tree=枯れ木から今回のアルバムの脊髄か。
怒りが込み上げてきて頂点に達した時のようなシャウトは
心に頭に耳に、神経にグサリと来る。
心身枯れ果て腐海に沈められ、水面からわずかに光が差し込むけれど、
もがいてももがいても沈んでいくだけ。
サビで光明が見えて手を伸ばしたと思えば、下から無数の腕が自分の足を引っ張って
また引きずり込んでいこうとする。
只の暗い曲に終わらせていない。
"額に向けられた冷たい銃口に愛を"
●THE FINAL
シングル曲。
京威良とのメッセンであんまりといったけれどそれ撤回。
シングルとは違ってサビでメロディが感じやすくなっている感じがする。
ギターはすこし下がっているか一線でとまっていて、前に出しゃばってはいない。
ベースが効いて腹に来る。
やっぱりいい曲だった。
"未遂の蕾咲かせよう……"
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